老人ホームで働く人にとってよくある問題点の1つが、利用者となかなか信頼関係を築けないと言う点です。生活のサポートやレクリエーションをしていてもなかなか言うことを聞いてもらえなかったり、他の職員さんには心を開いているのに、自分にはなかなかお話をしてもらえなかったりすると、ストレスが溜まってしまったり、仕事自体が嫌になってしまうこともあります。お互いに信頼関係を築くことで、様々な面でスムーズに行きますし、よりやりがいを持って仕事に取り組むことができるでしょう。
なかなか信頼関係を築けないと言う人の中には、自分自身が心を開いていないと言う人も多くいるのが実情です。介護サービスを受けている利用者たちも、みんな1人の人格を持った人間であるということを忘れずに、心を開いて接することで、だんだんと向こうもこちらを信頼してくれるようになるのです。事務的に生活のサポートをこなしていたり、利用者がどんなことを考えているのかと言う点に心を向けていなかったりすると、なかなかお互いの信頼関係は築けないものです。老人ホームで働く介護職の人も人間なので、利用者に言われたことや態度で傷ついたり、なかなか言うことを聞いてくれないとイラついてしまったりすることもありますが、お互いに1人の人間として尊重し合うことが、介護の現場では必要になってくることだといえます。せっかく毎日顔を合わせるなら、お互いに信頼し合った状態で何でも話せると言うのが1番なので、まずは自分から歩み寄ってみることが重要になります。